世界遺産 ブラジリア of ENCONTRO




brasilia3.pngPhoto by Werner Zotz/Editora Letras Brasileiras

ブラジリア

場所: 連邦直轄区
登録年:1987年
登録区分:文化遺産
遺産名:Brazilia





 今日、人口240万を誇るブラジルの首都ブラジリアは1950年代「50年の進歩を5年で」のスローガンを掲げ大統領に就任したジュセリーノ・クビチェックの主導で何もなかった内陸部の高原に造られた完全な人工都市で、当時沿岸部に集中していた人口と産業を内陸部に首都を移す事によって均衝発展させる目論見もあったと言われています。
 建設はブラジルを代表する都市計画家・建築家のルシオ・コスタと新進気鋭の建築家オスカー・ニーマイヤーの手によるもので、飛行機の羽を広げた形の中心部や、近未来的な国会議事堂、大聖堂など歴史上類を見ないユニークな都市として世界的な注目を浴びます。
 起工から41ヶ月、僅か5年足らずの1960年に完成、新首都として世界にお披露目されますが、これはクビチェックの大統領任期中の完成を目指したためで、そのために急ピッチで進められた工事には莫大な予算が注ぎ込まれ、これがのちのハイパーインフレを惹き起こし貧富の拡大の原因になったとも言われています。
 このように現在でも賛否両論のあるブラジリア建設ですが、人類のプロジェクトとしてはこれほど挑戦的で大規模な物は他に例がなく、その点が評価され1987年には歴史遺産を持たない、造られて40年未満の都市として異例のユネスコ世界遺産へと登録されました。
 行き方:ブラジル各地からフライト・バス有り。

brasilia2.pngPhoto by Werner Zotz/Editora Letras Brasileiras

brasilia4.pngPhoto by Beto Garav ello/LUME

brasilia5.pngPhoto by Beto Garav ello/LUME