世界遺産 サンルイス歴史地区 of ENCONTRO




sao luis.jpgPhoto by Tony Gálvez

サン・ルイス歴史地区

場所: マラニョン州サン・ルイス
登録年:1997年
登録区分:文化遺産
遺産名:Historic Centre of São Luís





 先住民ツピナンバ族の集落があったこの土地に初めて入ったヨーロッパ人はブラジルを植民地としたポルトガルではなくフランスでした。当時新大陸ブラジルを狙っていたフランスは警備の手薄な北部の海岸に狙いを定め、1612年に上陸すると先住民を懐柔し砦を築き「サン・ルイ砦」と名付けます。
 これがサン・ルイスの街の始まりとなりました。直後にポルトガル植民地義勇軍との間でサン・ルイスを巡り戦争がおこり、補給路を断たれたフランスはわずか数年の占領期間で退却を余儀なくされますが、自然の港で地理的にも重要なサン・ルイスはその後17世紀の半ばには今度はオランダが攻め込み数年間に渡り占領するなど街の建設初期には激動の歴史を辿ります。
 その後ポルトガルの統治が固まる17世紀後半から19世紀にかけてサトウキビ、カカオ、タバコや後には綿の輸出などで繁栄しますが、19世紀後半に農業が下火となると街の勢いも衰えてしまい、近年までは歴史のある北部の1州都として印象は拭えませんでした。
 しかし、1980年代にこの街出身のジョゼ・サルネイが大統領となると、朽ちかけていた旧市街の復旧が盛んに進められ、フランスの影響を色濃く残した独特の街並みやその後ポルトガル人が建てた植民地建築、別名「タイルの街」と言われる鮮やかなタイル装飾の街並みなどが再評価されます。
 1997年にユネスコ世界遺産へ登録されました。
 行き方:サン・パウロ、リオ・デ・ジャネイロ、ブラジリアから直行便フライト有。

saoluis1.pngPhoto by Ricardo Rollo/ Fundação Universa

saoluis2.pngPhoto by Ricardo Rollo/ Fundação Univ ersa