ブラジルで働く of ENCONTRO




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 ブラジルで生活してみたいと思いますか。

 でも、仕事が見つかるかどうか心配してしまいますよね。

 いつも最初は難しいと感じるだけで、要領を得ればそんなに難しくはありません。心配なさらずとも方法はあります。あとは本人の行動力次第というところでしょうか。

 まず、ブラジルで働く方法はいくつかあります。

① 現地採用
② 日本あるいは他国企業の駐在員
③ 起業・フリーランス

① 現地採用

 はじめに


 日系の進出企業を含めたブラジルにある企業は、ほしいと思う人材であれば採用してくれます。ブラジルには仕事がたくさんあります。

 もちろん、簡単ではありません。特定の技能・経験、言語、年齢、学歴、ビザ、出張可能かどうかなど、企業によっては、採用のために他にもいろいろな条件をクリアしなければなりません。

 だけど、悲観的になる必要はありません。特定の能力をもち、企業の求める人材と一致すれば良い待遇が得られます。場合によっては企業が労働ビザを準備してくれる場合もあります。

 ブラジルで仕事を見つけるためには、努力と運とタイミングが大切になります。

1-)ブラジルで働くために、まず自分探しをしてみてください

- あなたに実務経験があるなら、まず何が得意分野で何ができるかを考えてみてください。あなたは、自分の得意分野を強調した履歴書(まずは日本語で、ポル語ができるならなお良い)を作成しなければなりません。

 企画・運営、経理、総務、人事、SE、情報処理、製造、機械修理、特定商品の営業、通訳など、ここブラジルでは専門性をもったスペシャリストが求められます。ゼネラリストを自称する人ほど、少なくともブラジルでの仕事探しはうまくいきません。

 理系・技術系・IT系分野はもちろん、総務・経理のスペシャリストは常に求められています。

- あなたは高校・専門学校・大学・大学院を卒業してすぐにブラジルで働きたいと思っているなら、何をやりたいかを考えながら、履歴書(まずは日本語で、ポル語ができるならなお良い)を作成しなければなりません。

 できるなら、学生時代に勉強・専攻した専門性を強調した履歴書にできればなお良いです。ブラジルでの仕事探しは、専門性の強調です。

 学生時代の就職活動を思い出し、自分探しをすることが大切です。

2-)ブラジルで働きたい思いがあるが、実際どう行動すれば良いですか?

ー 履歴書ができたら、次は、仕事を探します。


 通常、労働ビザ、永住ビザ、そのほか特定の活動ができるビザを取得し、労働手帳(Carteira de Trabalho)を保有していなければブラジルで働くことはできません。

 しかし、学生ビザを保有していれば、”労働体験”という形で働かせてくれる会社は存在するのは確かです。ポルトガル語力より、仕事に日本語あるいは英語などの多言語を求めている企業です。観光ビザでも、人手が足りなければウエイターや皿洗いの仕事を見つけることができるかもしれません。

 でも、学生ビザと観光ビザでの就労は本来ブラジルでは不法だということは頭に入れておきましょう。

 仕事を見つける方法は、ブラジルにつながる人脈を徹底的に見つけて人に紹介してもらうか、インターネットを駆使して情報収集するしかありません。ブラジル現地採用の求人サイトも存在しますが、雇用にあたっては、労働可能なビザを保有していることが前提になります。


- 一番の理想は、本格的な移住前に一度観光ビザを利用してブラジルへ渡ることです。


 事前に調べた情報や紹介してもらった人脈を求めて、知人や企業を訪問し、仕事探しをしてみてください。もしかしたら、ビザを準備してくれる企業にめぐり合えるかもしれません。そして、いろいろな話を聞ければ事情が分かるかもしれません。

 自分の専門分野に自信が持てなく、労働できるビザもないし、まずブラジルのどこかで働いて経験を積めればと思うなら、最初からあまり良い待遇を期待してはいけません。

 サンパウロの場合、月の平均給与は2000レアルほどですが、最初は週5の40時間労働で月700~1000レアルが相場です。地方に行けばそれ以下になります。

 1人暮らしはあきらめ、会社の寮、安下宿、ルームシェアで生活するしかありません。恐らく貯金もできないでしょう。むしろ、日本の貯金を取り崩す覚悟が必要です。

 しかし、この下積みを乗り越えて経験を積むことができれば、平均給与を超えることは楽勝です。むしろ平均給与を得る職場に入って満足しては行けません。2000レアルでは、サンパウロ・リオデジャネイロの場合は物価が高いため、一人暮らしもままなりません。

 そのほか、日本とブラジルの交流を行うNPOも存在します。下記に紹介する二つはインターンの実績があり、身元がはっきりしていますので、おすすめできます。一度相談されることも、ブラジルで働く一つの方法です。

・ 財団法人日伯協会

・ NPOチャレンジブラジル


3-) ビザなしの不法就労ってありですか。


 ここでビザなしの不法就労はお勧めしません。

 なぜなら、行動は制限されますし、正式にブラジル滞在の身分が証明できないのでトラブルに巻き込まれたら終わりです。ひっそりと暮らすしかありません。

 ただ、不法就労をしている日本人もたくさん存在していますし、ボリビアなど他国から来たビザなしの不法就労者がブラジルで生活しているのも事実です。

 企業によっては雇用契約を結ばずビザなしの不法滞在者を雇うほうが、政府に余計な税金を払う必要がないため、好んで雇用するところもあるようです。もちろん雇用主も、見つかった場合のリスクはあります。

 不法滞在者として、ブラジルで働くことができるかどうかは、あなた自身の交渉次第です。不法滞在者であっても必要だと思われれば、雇用し続けてくれるかもしれません。

4ー) 配偶者がブラジル人、あるいはブラジルで子どもが生まれ永住権を取得できましたが、どうやって仕事を探しますか。


 いちばん簡単なのは人材会社に登録することです。ここでは、下記に4つの人材会社を紹介します。

・ Jinzaiginko Sol Nascente
※ 日系人材会社の老舗。日系企業の紹介がメイン。

・ Fujiarte(フジアルテ)
※ 日本からの進出企業。日系企業の紹介がメイン。

・ Catho
※ ブラジルの最大手の求人サイト。登録は有料。ブラジルの企業全般。

・ Vagas
※ ブラジルの求人サイト。登録は基本無料。ブラジルの企業全般。


 ポルトガル語の語学力はもちろん大事ですが、ブラジルで仕事を探している人で語学は苦手という人でもまずは 登録することが大事です。言語力よりも、あなたの能力を必要とする企業が現れるかもしれません。

 言葉は、毎日100%ポルトガル語環境に身を置くことができれば、いやでも覚えられるものです。仕事を見つけてからでも遅くはありません。ご心配なさらず。

 あと、ブラジル生活で人脈を築く努力は怠らないでください。ブラジルでは人材会社からの紹介よりも、友人・知人から紹介してもらって仕事を見つける方が、よほどいい仕事につけることでしょう。なぜなら、人材会社から紹介された人材より、知人から紹介された人材のほうが信頼できると思われるからです。

② 日本あるいは他国企業の駐在員


 日本あるいはそのほかの国で採用されてから駐在員としてブラジルで働く方法があります。

 駐在員は高給で、手当てが充実しているほか、定期的に一時帰国ができたり、会社によっては運転手付きの高級車を利用できたり、仕事の権限が大きかったりと利点も多いのは確かです。

 一方で、本社からのプレッシャーによるストレスや現地職員が長期休暇取るのに対し休暇が取れなかったり、何より希望してきたブラジル駐在でもいつ帰国令が出るかがわからず、定年までブラジルということはほぼできなかったりと不利もあります。

 ブラジルでのインターン経験者や留学者が帰国して、ブラジルへ駐在員として戻ってくるケースは良く耳にします。

 学生が新卒としてブラジルに拠点がある企業に就職することはもちろんですが、ブラジルで経験を積んだ人、ポルトガル語が得意な人、実務経験の豊富な人は、ブラジルに関する転職サイトでブラジルに駐在できる職を探してみてはいかがでしょうか。

・ 仕事検索サイト【Indeed】(キーワード:ブラジル)

・ ジョブダイレクト(キーワード:ブラジル)

③ 起業・フリーランス

1-)起業


 自分の力で仕事を創ってしまうというのも一つの手であります。

 ブラジルと貿易をしたい、飲食店や美容室を開けたい、コンサルタント会社・旅行会社を開設したいなど開業資金と一定の条件をクリアできれば、どんな会社でもブラジルで開けることができます。

 しかし、外国人が代表者となって会社を設立する場合は永住ビザを保有する必要があります。事業設立を目的として永住ビザを取得するためには、個人投資家として15万レアル相当のブラジル投資が必要となります。

 起業に関して詳しくは、JETROのホームページをご参考にしてください。

・ JETRO・【ブラジル】外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用

・ JETRO・【ブラジル】外国企業の会社設立手続き・必要書類



 2013年上半期だけで、約90万社の法人がブラジル国内で新たに誕生いたしました。1日平均で5000社が新しく設立されています。

 こんな活発的なブラジル人に負けず、ブラジルで会社を興してみてはいかがですか?

2-)フリーランス


 フリーランスで生計を立てる日本人の方もブラジルにはいらっしゃいます。

 つまり、日本などから仕事を受注してブラジル国内の自宅で仕事をこなす在宅ワーカーです。

 ブラジル生活に慣れてくれば、ブラジル人から個人事業主として仕事を受注する人もいます。

 仕事としては、WEB製作、PCデータの打ち込み、翻訳、ライターなどでしょうか。

 ただ問題は日本の仕事を受注した場合、日本の依頼主は日本の銀行口座に報酬を振り込みますので、意識的な為替差損が常に発生し、また銀行引き出し手数料が常にかかるので、手取りが少なく感じることになります。

 フリーランスで働くとしても、ブラジル滞在するためのビザは必要となります。

2 sigoto xbolotax.jpgブラジルでも有料の求人誌や新聞、フリーペーパーの求人欄があり、そこで仕事を探す人もたくさんいます。そういったところではなかなか待遇のいいポストを見つけることは難しいです。Photo by xbolotax

3 sigoto Secretaria de Trabalho e Renda do Rio de Janeiro.jpgブラジルの労働手帳です。本来これがないと仕事に就くことができません。Photo by Secretaria de Trabalho e Renda do Rio de Janeiro

4 sigoto Catho Online.jpgブラジル最大手の求人サイトが実施する説明会の様子です。この会社では様々な口座を用意し、就職活動を手助けしています。Photo by Catho Online

5 sigoto André Banyai.jpgサンパウロのビジネス街であるアベニーダパウリスタです。多くの日本企業があるほか、人材紹介会社も集まっています。Photo by André Banyai